それぞれの得意分野を活かす
「地域完結医療」
近年、医療機関の地域の医療状況に応じた機能分担と専門化が推し進められて来ました。大きく「救命治療(急性期)」「身体機能の改善(回復期)」「生活の質向上(生活期)」の支援の役割に応じた専門性を発揮し、互いにスムーズな連携を図ることで、患者様に継続性のある適切な医療を提供します。
近年、医療機関の地域の医療状況に応じた機能分担と専門化が推し進められて来ました。大きく「救命治療(急性期)」「身体機能の改善(回復期)」「生活の質向上(生活期)」の支援の役割に応じた専門性を発揮し、互いにスムーズな連携を図ることで、患者様に継続性のある適切な医療を提供します。
救急病院や大学病院にて治療を行い、救命と全身管理を最優先とする時期です。その後の機能障害を少しでも軽減するために、近年は手術を終えたその日からリハビリがスタートすることも増えて来ました。
急性期での治療が落ち着き、全身状態が安定に向かう回復力の高い時期です。回復期リハビリ病院に転院し、集中的にリハビリに取り組むことで身体機能の改善や社会復帰を目指します。
急性期・回復期を経て症状が安定し、在宅で生活をしている時期です。適切な指導のもと正しくリハビリを継続することで、退院後の実生活に感じる身体の機能障害による不便さの解消など穏やかな改善が期待できます。
急性期での治療が落ち着いて全身状態が安定に向かう「回復期」に、年間365日、1日最大3時間、集中的なリハビリを実施し、患者様の「身体機能の改善」や「社会復帰」を支えることを使命としています。
回復期リハビリ病棟には「対象疾患」と「最大入院期間」が医療保険制度により定められています。
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後、または義肢装着訓練を要する状態
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷
多肢の骨折、大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の骨折
外科手術または肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節の神経、筋または靱帯損傷後
股関節または膝関節の置換術後の状態
急性心筋梗塞、狭心症発作その他急性発症した心大血管疾患または手術後の状態