リハビリ病院で大切な
入院中の食事のこと

京都近衛リハビリテーション病院は、
日本一の回復期リハビリ病院を目標に掲げ、
確かなリハビリ医療の質と居心地のよい空間やサービスで
入院生活に安心とご満足いただけるよう
さまざまな取り組みを進めています。
なかでも「リハビリ治療の効果を最大限に引き出す力」であり
「入院生活の楽しみ」として重視する食事サービスは
2022年4月に厨房を直営化して改革を進めて来ました。

食事はリハビリ治療の効果を
最大限に引き出す力

1日最大3時間のハードなリハビリを中心に、約3ヶ月の入院生活が続きます。
消費するエネルギーに見合う食事でないと「低栄養状態」になりがちです。
菅理栄養士を中心にエビデンスに基づく献立を企画し、リハビリ治療の効果を最大限に引き出します。

特徴01

食材の工夫でプラス

当院の献立は「プラスワン(+1)小鉢」と「食材選び」を工夫しています。
特に意識するのは運動前の朝食。1日最大3時間のリハビリを中心とするハードな入院生活に見合う食事とするために「タンパク質」「BCAA」「ビタミンD」を強化しています。
肉を取り入れる、和え物にシーチキンを入れるなど、限られた経費注(※)から工夫して食材を調達し運営しています。

※人件費を含む1食あたりの経費(食事療養基準額)
670円(1日あたり2,010円)

特徴02

エネルギー消費量に見合う食事を提供する

回復期リハビリ病院では、栄養が不足した「低栄養状態」の患者様が多いことが指摘されており35~45%が該当すると言われています。
この状態で運動を続けると体重や筋力の低下等を引き起こします。
体重を身長(m)の2乗で割ったBMI18.5未満の「やせ」に該当する患者様は入院時から退院時にかけて増加しやすく、入院生活とリハビリで消費するエネルギーに見合った栄養をとることが大切です(※)。

※回復期リハビリテーション病院 管理栄養士必携 第2版

特徴03

エビデンスに基づく献立企画

回復期リハビリ病棟入院患者で必要なたんぱく質は、1.0~1.5g/体重(㎏)が目安(※1)とされています。
なかでも動物性タンパク質に多く含まれるBCAAは、筋肉のエネルギー源であり、筋肉を作ったり疲労を軽減する働きがあります。
運動30分前から運動中にBCAAを2,000mg以上摂取することで効果的に作用します(※2)。血中のビタミンDが適切な濃度であることが、筋力や筋肉量の低下を防ぎます(※3)。およそ8.5㎍/日の摂取が目安とされています。
これら目安基準に対し、いずれも当院の献立は必要量を確保しています。
全ての患者様の平均値に基づく結果ではありますが、厨房改革を推し進め、運動量や体格に応じた個別対応の可能性も模索していきます。