身体を天井から吊るし体重を免荷した状態で立位や歩行訓練を行うものです。亜急性期の患者様に早期から立位・歩行訓練を行うことが可能です。
高機能満載の歩行リハビリテーション用トレッドミル。薄型低床で乗り降りの難しい患者様の歩行訓練にも使用可能です。
本館2階から別棟に通じる近衛坂には、坂道の多い京の街での日常生活を取り戻していただきたいとの願いを込めました。傾斜を利用した車いすの練習などを想定し、安全に配慮した手すりやサインなど、事故防止に努めながら患者様や家族様に快適に利用いただけるよう設計しています。
「京路地を歩く」をコンセプトに、京の街での日常生活を取り戻していただきたいとの願いを込めて設けました。神社・仏閣 をイメージした飛び石、丸太石、玉砂利や、坂道の多い京都に模して起伏・切り替しを設けたスロープを設け、各コースは先へ進むほど難易度があがる作りになっています。
最初は狭い間隔で進行方向に対して垂直に石が敷き配置され、凹凸はあるものの足の裏全体で踏み込むことができます。 しかし、コース中盤には石の間隔を拡げ、土踏まずで踏み込むと、つま先や踵が地に付かない配置にしています。 終盤は石の向きを進行方向に対して並行方向に変え、継ぎ足での歩行が必要となるように設定しました。 コースを進むにつれて、バランス等の応用が必要な環境としています。
大きく3つの領域に分かれ、先へ進むと直径10mm、15mm、20mmと敷きつめられる石の大きさが徐々に大きくなります。大きくなるにつれバランスが必要となります。
歩行時に、どこに向けて、どれくらいの幅を踏み出すのか「目的」を持った歩行が求められるのがこのコースの特徴です。石の高さにも一定の起伏を設けることで、踏み出し、踏み込み、バランスなど応用的な歩行の訓練に活用しています。
アップダウンの歩行と、方向の切り替えしを一連の動作で行うのがポイントです。院内の近衛坂は一定の勾配がついた坂道で、上がる、もしくは下がる一方向での歩行訓練となります。天空回廊では、コース上に15cm、20cm、25cmと段階的に高くした起伏を設け、上がる、下がるを一つの行程で進みます。そこに方向の切り替えしを加えることで、坂道の多い京の小路を歩く生活をイメージしています。
京都大原記念病院グループでは、患者様が退院後に朝起きてから夜寝るまでの間不安なく過ごすことができるように「患者様の自立」「介護負担の軽減」「安心の提供」この3つの目的を掲げ、医師、看護師、セラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)介護職、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなどが、在宅復帰はもちろんのこと、社会復帰を目指す勤労世代の方々のサポートも積極的に行います。京都近衛リハビリテーション病院は専門性の高いスタッフがリハビリテーションチームとして連携し、患者様一人ひとりに対応して行きます。
入院生活すべてをリハビリテーションと捉え、動作獲得のためにトイレや食事など必要な動作、活動を繰り返し行い、リハビリテーションの訓練で「頑張ったらできること」を病棟で「当たり前にできること」につなげるようトイレや浴室など実際の生活場面での訓練も積極的に行います。それらの活動を朝起きてから夜寝るまで一貫して行うことができ、退院後の生活が困らない運動量・活動量を提供します。
回復期リハビリテーション病棟で患者様に行えるリハビリ時間は一日最大3時間と定められています。訓練時間だけでなく、朝起きてから寝るまでの入院生活すべてをリハビリテーションと捉え、それぞれの動作に目的をもって、できる限りご自身の力で生活できるよう努めていただきます。
京都大原記念病院で培ったノウハウ。東山通に面した開放的な空間、効果的なリハビリ機器、自宅環境をイメージした1LDKのADL訓練ゾーン。患者様に最適なリハビリを提案していきます。より日常に近い環境の中でシュミレーションして頂くのはもちろんの事、ご本人やご家族がご自宅で安心して生活して頂けるよう様々な提案ができるADL訓練ゾーンです。