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仮装した自分に大感激、ハロウィン企画、盛況

穏やかな春の陽気に包まれてオープンした京都近衛リハビリテーション病院でしたが、最近では朝晩めっきり寒くなり、冬の気配を感じる季節を迎えています。

4階A病棟は、看護に熱く涙もろい花畑係長を筆頭に、様々な経験を積んだバラエティーに富んだ、笑顔あふれるスタッフが集まり、チーム4Aとしてスタートしました。今思うことは、私たちにとっては、あっという間に過ぎた期間ですが、患者様にとっては、退屈で長い入院生活です。実際、患者様から、「毎日が退屈や」「リハビリがきつい」等という言葉もよく耳にします。

4階A病棟では、そんな患者様に少しでも入院生活が退屈でなくなるよう、何かできないかと考えるようになりました。そこで、スポーツの秋にちなみ9月に運動会を企画し、玉入れや魚釣りを行いました。当初は参加を躊躇する患者様も多かったのですが、最終的には患者様だけでなくご家族が取り巻いて写真撮影をするなど、笑いの絶えない運動会となりました。企画した私たち自身の方がとても楽しい時間を過ごせ、胸が温かくなりました。

その後も、「次は何をするの?」「クリスマス会まで待てないよ」等、次の企画を楽しみにする言葉も患者様から多く聞かれたため、10月31日にハロウィンパーティーを企画しました。高齢の方にはなじみの薄いハロウィンで、企画する側はどこまで喜んでもらえるか不安もありました。しかし準備していた仮装グッズの覆面や帽子、角のついたカチューシャ等は、患者様に率先してつけていただく事ができました。仮装した自分の姿を見て、笑い過ぎて泣いてしまう患者様もおられたくらいです。

また、ハロウィンの事を楽しく知ってもらうために、簡単な〇×クイズをしました。〇×プレートも割りばしを利用したスタッフの手作り品で、皆さんにお配りしました。最後は、参加者全員にスタッフ手作りのハロウィンのメダルを配り、患者様・スタッフ全員で記念撮影をしました。秋の運動会より参加者も多く、大盛況で終わることができました。

企画当初は、患者様に喜んでもらいたい、リハビリの一環としての企画、退屈な入院生活に刺激を与える等を目的とした企画でしたが、終わってみると、スタッフ自身も楽しめ、有意義な時間を患者様と共有できたと思います。普段見ることのできない患者様の表情や思いもよらない行動を見ることができ、私たちスタッフ自身が患者様の事をより深く知る機会となりました。なによりスタッフ自身が楽しむことによって、患者様にも喜んでもらえるのだと実感できた企画でした。

今後は、大イベントのクリスマス会が控えています。チーム4Aの今後のレクレーション企画は、まだまだ続きますのでご期待ください。

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