お知らせ

第8回京都リハビリテーション医学会 学術大会に参加しました!

2月4日から2日間、京都産業会館を会場に第8回京都リハビリテーション医学会学術大会が開催されました。京都大原記念病院グループの医師、セラピストらを含む、京都のリハビリ医療に関わる延べ約300名が一同に会しました。 真の多職種連携へ 本大会には「Road to true interdisciplinary bonds-真の多職種連携・絆への道しるべ-」がテーマに掲げられました。脳卒中等を発症した時、救命を第一にできる限り早く離床を目指す急性期、状態が落ち着いた後、社会復帰を目指して集中的にリハビリに取り組む回復期、生活の場を在宅へと移し生活の質(QOL)向上を目指す生活期へとバトンが託されます。肝となるのが「多職種連携」です。病院内はもちろん、在宅等にステージが移れば異なる医療・介護サービス事業所間での連携も必要となります。入院期間が決まっている急性期、回復期と異なり、その先に生活期が何十年も続くことを理解して、各専門的視点から患者様・ご家族の想いを支援していくことが重要です。本大会はその視点から、地域における職種間の連携の在り方についてさまざまな議論が交わされました。   次のステージへ リハビリ医学の研究、教育の普及を目的に立ち上がった本会は10周年を迎えました。節目を機に発展的に次のステージへ歩みを進めることが理事会から報告されました。時代は移り変わり、医師を中心とした教育活動としての役割は果たすことができた。医学、医療だけでなく介護、福祉の充実を図るとともに、横串を指して地域のインフラとなっていくことを目指す場へと生まれ変わります。 京都大原記念病院グループは引き続き、京都のリハビリ医療の発展に向けて活動するとともに、社会の要請に応える地域の暮らしの安心のあり方を考えていきます。   京都大原記念病院グループ関連演題等 教育講演|回復期リハビリテーション病棟の現状とこれから 演者|三橋尚志(回復期リハビリテーション病棟協会 会長/京都大原記念病院 副院長) 座長|武澤信夫(御所南リハビリテーションクリニック) [caption id="attachment_1216" align="alignnone" width="150"] 三橋尚志医師[/caption] [caption id="attachment_1215" align="alignnone" width="150"] 武澤信夫医師[/caption] 特別企画|回復期と生活期連携 演者|増田剛(京都大原記念病院グループ リハビリテーション部 課長 作業療法士) 特別企画|各職種からの提言 演者|児玉直俊(京都近衛リハビリテーション病院 院長) パネルディスカッション|医師同士の連携 演者|児玉万実(御所南リハビリテーションクリニック 院長) [caption id="attachment_1235" align="alignnone" width="200"] 写真左から1人目 児玉万実医師[/caption] 一般演題|ポスターセッション 演題|亜急性期脳卒中患者の重度上肢機能障害に対しての反復性経頭蓋磁気刺激の検討 演者|大道卓摩(京都大原記念病院 医師) 一般演題|ポスターセッション 演題|コロナ禍における脳卒中片麻痺患者の独居生活への復帰に向けた取り組み 演者|加藤慎也(京都近衛リハビリテーション病院 理学療法士)

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京都大原記念病院グループ 広報誌orinas で当院を特集!

京都大原記念病院グループの広報誌「orinas(オリナス)」vol.8で、 京都近衛リハビリテーション病院「新体制」 をテーマに特集が組まれています。2022年10月に就任した児玉直俊 新院長のインタビューとともに、近年の取り組みをまとめました。ぜひ、ご覧ください! ※一部内容(中面p1本文2行目~)について、お詫びして訂正します。(1月5日追記) 誤)・・・五山の送り火が灯る吉田山(左大文字)・・・ 正)・・・五山の送り火が灯る吉田山(右大文字)・・・

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【第三十八報】新型コロナウイルス対策について

2022年12月26日(月)12:00 京都大原記念病院グループでは、以下の通り新型コロナウイルス対策を講じております。対策方針は、情勢を考慮しながら随時見直ししており、今後も急きょ変更する場合がありますので予めご了承ください。変更が生じた場合は速やかにこちらでご案内いたします。引き続き、関係の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解、ご協力のほどお願い申し上げます。 面会 ご面会に際して、以下の対策にご協力をお願いいたします。なお、方針を急遽変更する可能性がございます。出来る限り速やかな情報更新に努めますが反映が間に合わない場合もあるため、事前に各施設にお問い合わせください。 ◆ 面会室等で実施 ◆ ビニールカーテン、ガラス、パーテーション越し ◆ 必ず換気 ◆ 実施時間は10~15分以内(各事業所により異なる事あり) ◆ 最大2~3名 ◆ 面会者の過去1週間の体調、行動履歴を確認 ◆ 面会者の周りのコロナ感染者の確認(濃厚接触者になっていないか) ※ リモート面会も併用 リモート面会:一部施設でのオンライン面会(Zoom)を除き、各施設所定の場所でタブレット端末を用いてご面会いただきます。 外出・外泊 原則禁止とし、やむを得ない場合のみ、関係者の判断とする。   その他 御所南リハビリテーションクリニックについてはこちらをご確認ください。 大原健幸の郷についてはこちらをご確認ください。   上記内容は2022年12月26日(月)12:00時点の情報です。今後も厚生労働省等から発表される最新情報等に基づき対応いたします。 なお、更新情報がある場合には当ページでご案内いたします。ます。情報は随時更新・ご案内して参ります。ご迷惑をおかけしますが、皆様のご理解・ご協力いただきますようお願い申し上げます。   【過去の対応状況】 第三十七報(こちら)2022年11月9日(水)9:00時点 京都大原記念病院グループ 感染対策委員長 2022年12月26日(月)

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「車椅子の旅人」三代達也氏が職員に講演!

車椅子で単独世界一周を果たした「車椅子の旅人」三代達也氏に、職員に向けてご講演いただきました。交通事故で突然始まった車椅子生活という第二の人生に自暴自棄になりながらも、どのように「旅」という挑戦が始まったのか。病院でのリハビリや世界各地での温かな触れ合いを通じて抱いた時々の心情と「経験を伝えることで、また別の誰かの一歩につながる」とする旅の理由に、会場とオンラインで100名超が聞き入りました。三代氏との縁をつないだ児玉万実医師(御所南リハビリテーションクリニック 院長)は、「私たちは退院後、何十年と続く患者様の人生に想いを持って診療する必要がある。講演で感じたことを、一人ひとりが明日から活かしてほしい」と総括しました。

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宝池自動車教習所との「自動車運転再開支援講習」を始動!

退院後に運転再開を希望される患者様に向けた「自動車運転再開支援講習(※1)」が始動しました。脳卒中や脳外傷(軽度・中軽度)の患者様を対象に、協力機関である「宝池自動車教習所」で実施します。教習所指導員による「カウンセリング」やシミュレーターを用いた「運転適性検査」、教習所内での「運転技能講習」を実施する約1時間30分のプログラムです。講習を通じて、運転能力の現状を把握し、運転再開、社会復帰を目指すことを目的(※2)としています。 11月初旬、1人目となる京都大原記念病院(※3)の患者様が講習に参加されました。入院前は日常的に自動車を運転されていたそうですが、約3か月ぶりの運転に、病院から教習所への道中(※4)は緊張のご様子でした。付き添いのセラピストも「テストじゃないから安心してくださいね」と声をかけていました。 教習所へ到着すると、手続き、カウンセリング(運転歴や退院後に運転を再開したい理由等の確認)を経て、早速シミュレーターを使った「運転適性検査」が始まりました。子供が飛び出すといった突然の変化への反応速度や、適切な走行位置・速度を維持しながら様々な事象に対応する能力を検査するものです。結果は、その場で速やかに指導員からフィードバックされ、正確な判断ができているとの結果に一安心のご様子でした。 最後はいよいよ「運転技能講習」。教習所内のコースを、同乗する指導員の指示に基づいて走行します。コースを道なりに周回した後は、右左折、車線変更、駐車などが組み合わさる複合的な指示が出ます。これらの情報を理解し、状況を確認しながら安全に運転する。久しぶりの運転に緊張もあったようですが「思っていたよりもできた」と自信も得られたようでした。 講習を終えて、教習所指導員からは「運転能力に大きな問題があると考えられる状況は確認しませんでした。この調子で(リハビリを)がんばってください」とエールが送られました。患者様本人からは「(住んでいる地域は)車がないと不便。しっかり運転できるように、退院までがんばります」と意気込みを語っておられました。 講習の総評は、後日、書面で患者様にフィードバックされます。本講習は運転再開やその能力を保証するものではありませんが、患者様一人ひとりのらしさを取り戻す、一つの可能性になることを願っています。 ※1. 「岩倉自動車教習所」と実施していた講習を、同教習所が2022年6月末に閉鎖したことに伴い、「宝池自動車教習所」と新たに協力機関として提携し、2022年10月に始動しました。 ※2. 本講習は運転再開やその能力を保証するものではありません。 ※3. 本講習については京都大原記念病院、京都近衛リハビリテーション病院、御所南リハビリテーションクリニックでご相談ください。 ※4. 京都大原記念病院、京都近衛リハビリテーション病院、御所南リハビリテーションクリニックのいずれかからご利用いただく場合は、教習所送迎車による送迎がございます。

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【第三十七報】新型コロナウイルス対策について

2022年11月9日(水)9:00 京都大原記念病院グループでは、以下の通り新型コロナウイルス対策を講じております。対策方針は、情勢を考慮しながら随時見直ししており、今後も急きょ変更する場合がありますので予めご了承ください。変更が生じた場合は速やかにこちらでご案内いたします。引き続き、関係の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解、ご協力のほどお願い申し上げます。 面会 以下の対策行ったうえで、直接面会を再開します。 ◆ 面会室等で実施 ◆ ビニールカーテン、ガラス、パーテーション越し ◆ 必ず換気 ◆ 実施時間は15分以内(各事業所により異なる事あり) ◆ 最大2~3名 ◆ 面会者の過去1週間の体調、行動履歴を確認 ◆ 面会者の周りのコロナ感染者の確認(濃厚接触者になっていないか) ※ リモート面会も併用 リモート面会:一部施設でのオンライン面会(Zoom)を除き、各施設所定の場所でタブレット端末を用いてご面会いただきます。 外出・外泊 原則禁止とし、やむを得ない場合のみ、関係者の判断とする。   その他 御所南リハビリテーションクリニックについてはこちらをご確認ください。 大原健幸の郷についてはこちらをご確認ください。   上記内容は2022年11月8日(火)9:00時点の情報です。今後も厚生労働省等から発表される最新情報等に基づき対応いたします。 なお、更新情報がある場合には当ページでご案内いたします。ます。情報は随時更新・ご案内して参ります。ご迷惑をおかけしますが、皆様のご理解・ご協力いただきますようお願い申し上げます。   【過去の対応状況】 第三十六報(こちら)2022年9月12日(月)9:00時点 京都大原記念病院グループ 感染対策委員長 2022年11月9日(水)

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不安を取り除き、満足していただける医療サービス提供への挑戦。ー児玉直俊 新院長インタビュー-

-院長就任おめでとうございます。今の率直な気持ちを聞かせてください。 身の引き締まる思いです。これまでも院長補佐として病院運営に関わってきましたので、やることが大きく変わることはないと思っています。とは言え、最高責任者になることの重みは感じています。岡伸幸前院長は、静かに物事を見極め、重要な時にはしっかり指導されていました。末梢神経分野の先端を走って来られた豊富な経験からにじみ出るものは、真似できるものではありませんが、見習いたいです。就任式も終えたので、これから期待と覚悟を胸に理想の姿を目指します。 -理想の姿とはどのようなものでしょうか。 『日本一のリハビリ病院』です。決して夢物語ではなく、そのポテンシャルはあると思っています。何をもって良い病院とするかは難しいところ。特にリハビリ病院は、年間5,000件の手術をしています!といった分かりやすい尺度はありません。やはり、人なのだろうと考えます。 -人ですか。 当院はコンパクトな造りではありますが、病室やリハ室、広い廊下など環境には恵まれています。ですので、建物や機器などハード面の充実だけでなく、患者様・ご家族に安心していただくための関わりやサービスなどソフト面をより重視していくということです。 まずは、患者様・ご家族を心理面からもサポートし、安心していただく(不安を取り除く)。そして、リハビリ以外の生活部分で感じやすい不便や不満を「病院だから仕方ない」で片づけず、できるだけ満足していただけるものに高めていきたいと思っています。 そのために、全てのスタッフの接遇、言葉遣い、気遣いといった人としての成長を支えていく。専門技術を高めることは当然ながら、職員の人としての意識やモチベーションを高めてソフト面を向上させ、総合的な満足度を高めていくこと。これが『日本一のリハビリ病院』への道だと思っています。 -具体的に今やっていることや、これから取り組みたいことはありますか。 まずは、 社会復帰という患者様の入院目的を達成しなくてはなりません。そのために、専門性の向上が基本であることは揺らぎません。外に目を向けることも大切だと思いますので、学会や外部研修への参加、他院との情報交流等は積極的に後押しします。リハビリ訓練をより充実させるために最先端の手法や知見を積極的に取り入れます。 [caption id="attachment_687" align="alignnone" width="400"] 特色ある設備の一つADL訓練ゾーン[/caption] 1日最大3時間行うリハビリ訓練以外の21時間の過ごし方は、リハビリの成果を高めるうえで重要です。今はまだリハビリ看護・リハビリ介護への意識の在り方が人それぞれになりがちなので、組織として認識を共有し、教育し、更なる高みを目指します。 これら医療の質向上に加えて意識するのが、生活関連サービスの充実です。入院の目的は治療や社会復帰であっても、病院で過ごす時間が患者様の生活であることに変わりはありません。不便や不満を感じながらも「病院だから仕方ない」と諦めてしまいがちな要素は、治療に直接影響しないことであっても一つひとつ取り除いていきます。2022年10月時点で既に実施している取り組みは、厨房を直営化して進める食事改革、病室アメニティの見直し、コンシェルジュの配置です。Wi-Fi環境の整備やコンビニでの買い物同行なども合わせて、入院生活の改善に向けた様々な取り組みをしています。 安心と満足のある生活環境は、結果としてストレスなくリハビリに集中できる環境になると期待していますし、実際その手応えも感じています。医療の質向上はもちろんのこと、生活関連サービスの充実を図り、患者様の総合的な満足度向上を目指して挑戦し続けます。 -夢が膨らみます。開設から5年目を迎えています。この期間はいかがでしたか。 新しい拠点を立ち上げるうえで、産みの苦しみはたくさんありました。職員体制も、現場のオペレーションも、細かな物資も、当然イチから整えないといけませんでしたから。言えることも言えないことも、いろいろありましたね。表面的には順風満帆に見えることもあるようですが、悩むことは多かったですよ。現場の努力には感謝しています。 [caption id="attachment_679" align="alignnone" width="400"] 就任式の冒頭、感謝の想いを伝えた[/caption] ただ、確実に地域のリハビリ病院として信頼していただけるようになってきたと、医療連携室の副室長(兼務)としても実感しています。口コミを通して届くお声のほか、紹介元の医療機関から「こんなに良くなられて、本当に感動しています」といったお声をいただいたり、同業の方からご家族の入院相談を受けたりと、確かな成長を感じています。全体的には、ここまでの約5年、多くの関係者に支えられて順調に来ているのだろうと思いますね。まだまだお叱りやご指摘をいただくことも多く、課題はありますが、それは伸び代だと思っています。 -全体的に順調、その根底には大原イズムのようなものがあるのでしょうか。 それはあります。特に開院当初、大原で育った職員が中心となって頑張ってくれて、大原で培ったノウハウを近衛に移植するという形で上手く来たのかなと思いますね。ただ同時に、少し限界を感じているのも事実です。 -それはどういうことでしょうか。 大原で培われた想い、つまり理念に「患者様、利用者様の不安を取り除き、いつでも安心してご満足いただける医療・介護サービスを提供します」と掲げています。この想いは、変わらず重要な指針になります。 ただし、想いをあらわす手段に絶対的な正解はありません。私たちのゴールは、あくまで患者様やご家族の不安を取り除き、満足していただくこと。環境が変われば、方法も変わって然るべきです。「本院(大原)ではこうしてきたから」ではなく、「患者様や職員のためにはこうする方がいいから」という発想が重要です。今までの殻(やり方)に籠るのではなく、積極的に挑戦して改善していくし、現場にもその考えを伝えていきます。自分の頭で考えて意見できることが大事です。 -京都近衛リハビリテーション病院は、グループにとって挑戦の拠点ということでしょうか。 京都近衛リハビリテーション病院が『日本一のリハビリ病院』を目指すうえで、 挑戦を続けることは必要不可欠です。加えて、京都大原記念病院グループの今後の事業展開を考えるうえでも、重要な挑戦の拠点であると捉えています。患者様・ご家族と向き合うなかで、不安を取り除き、満足していただくために必要なことは何か。 大原イズムに流れる想いを一つの重要な指針と据え、院外にも意識を向ける。良いと思えることは積極的に試験し、グループに還元していく。そういう拠点でありたいと思っています。 -最後に、この記事をご覧の皆様にメッセージをお願いします。(動画もご覧ください) お陰さまで丸4年が経過し、5年目を迎えました。多くの支えをいただき、地域でリハビリ病院として信頼していただけるまでに成長して来れました。ここまで支えてくださった皆様に感謝申し上げます。 リハビリ病院の患者様は、急な病気や怪我で体に障害が起き、辛さや悲しさ、これからどうなるのかという不安を抱いておられます。その心にいかに寄り添うか。「患者様、利用者様の不安を取り除き、いつでも安心してご満足いただける医療・介護サービスを提供します」という想いを大切に、体現していきます。 加えて意識するのは、満足度です。「食事が美味しくなくても病院だから仕方ない」「生活が不便だけど病院だから仕方ない」といった、仕方ないを無くしていきます。美味しい食事、快適に過ごせる環境、お一人おひとりに行き届くサービス。医療の質向上はもちろん、総合的に高い水準で満足していただけるサービスの提供を目指します。これからの京都近衛リハビリテーション病院にご期待ください。 -児玉院長、ありがとうございました。 【Profile】 児玉直俊(こだまなおとし) 【略歴】 順天堂大学医学部卒。初期臨床研修後、京都市内の回復期リハビリ病棟勤務、京都府立医科大学リハビリテーション医学教室を経て、2018年京都近衛リハビリテーション病院開院と共に院長補佐に就任。2022年10月同院院長に就任、現在に至る。「盛時には驕らず、衰時には悲しまず」がモットー。何事にも浮き沈みはあるが、常に物事を俯瞰的に捉え、かつ感情に揺さぶられることなく行動する。医療法人社団行陵会 副理事長。 【専門・資格】 日本リハビリテーション医学会専門医 日本循環器学会専門医 日本内科学会認定医 日本心臓リハビリテーション学会指導士 義肢装具等適合判定医 【学会】 日本リハビリテーション医学会 日本循環器学会 日本内科学会 他

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児玉直俊 新院長が就任しました!

2022年10月1日付で、児玉直俊医師(前院長補佐)が新院長に就任いたしました。前院長 岡伸幸医師は、院長特別補佐として新体制を支えます。 9月30日、垣田清人医師(京都大原記念病院 院長)同席のもと「就任式」を執り行い、岡医師に感謝の花束を贈呈するとともに、新院長 児玉医師が所信表明を行いました。 岡医師は「(開院時)院長就任の打診を受けた時は、回復期リハビリテーションの経験もなく私で良いのかと思いました。しかし、リハビリテーションを通じて回復される患者様の様子を目にして、今では覚悟を持って引き受けてよかったと思っています」と振り返りました。児玉医師の新院長就任については、開設以来、共に歩んできた期間を振り返り「自ら人脈を築き、統率力を身に着け、成長される姿を目の当たりにしてきました。満を持しての院長就任です。私も一歩引いたところから支え、より良い病院を目指していきます」とエールを送りました。 これを受け、垣田医師は岡医師に向け「ゼロから築き上げていただいたことに、心から御礼申し上げます。これからも豊富な経験をもとに、児玉新体制を支えてください」と感謝の言葉を述べました。 結びに、児玉新院長から職員へ、開設からこれまでの一人ひとりの努力に感謝を伝えるとともに、所信表明として4つのメッセージが送られました。 (以下、要旨) 職員の皆さん、まずは開設から現在に至るまで4年半の皆さんの努力に、心から感謝します。開設に際して苦労もありましたが、順調に運営でき、各方面からご評価いただくまでになりました。これは、一人ひとりが真剣に患者様と向き合って来てくださった結果にほかなりません。本当にありがとう。院長就任にあたり、更なる発展を願って、4つメッセージを送ります。 1つ目は、各方面からのリハビリ病院としての高い評価に「自信とプライド」を持ってほしいということ。期待値はあがっていますが、もちろん改善すべき課題も多くあります。しかし、それらは伸び代です。身を引き締めて医療の専門性を磨くこと、そして社会人スキルを磨くこと。それらを続ければ、他に負けないリハビリテーション病院になると確信しています。 2つ目は病院の方針です。これは「理念の体現」に尽きます。患者様の不安を取り除き、安心してご満足いただける医療サービスを提供すること。患者様も、ご家族も、入院時は不安でいっぱいです。まずは不安を取り除く。加えて、医療を目的とする入院生活のなかにも満足度を重視して環境づくりに努めます。良い病院の基準は様々ですが、専門技術を高めることは当然に、さらに「食事改革」「病室・アメニティ」「コンシェルジュ配置」「接遇研修」などに取り組むのは全て満足度を高めることが目的です。リハビリ以外の入院生活に快適さを提供するなど、総合的な満足度を追求します。 3つ目は、皆さんへのお願いです。それは「あいさつ」です。多職種連携や職種間の情報連携というコミュニケーションを円滑にするために、最も重要な要素の一つだと思っています。「何を今さら」と思うかもしれませんが、気持ちの良いあいさつが結果的に職種間の相互理解にもつながるはずです。ぜひ今一度、それぞれに意識して取り組んでほしいと思います。 最後は、皆さんへの約束です。それは「職員満足度」を高めるということ。患者様に幸せになっていただくためには、職員も幸せでないといけません。人事評価等だけでなく、働きがいを感じ、満足して働ける環境を目指す。そのためにできることを考えていきますし、皆さんからも積極的に提案してほしいです。職員同士が和気あいあいとした関係性の病院であることが患者様の安心にもつながります。そうあるために、私も力を尽くすことを約束します。 京都近衛リハビリテーション病院には、成長を続けるポテンシャルを感じています。皆さんとより良い病院を目指していきたいと、心から思います。気持ち新たに、これからもよろしくお願いします。 (以上) 2022年10月、京都近衛リハビリテーション病院は新体制の門出を迎えました。児玉直俊新院長のもと、地域医療を支えるより良いリハビリテーション専門病院を目指してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。 <児玉直俊 新院長に就任を記念して特別インタビューを実施しました。その模様は近日、ご紹介します。ご期待ください!>

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リハビリ医療の更なる発展へ。第4回日本スティミュレーションセラピー学会学術集会で3演題を発表。来年は京都で。

9月24日から2日間、鹿児島で開催された第4回日本スティミュレーションセラピー学会学術集会に参加しました。 今大会のメッセージはNever Give Up -希望が持てる実践-。初日の八反丸健二 大会長(医療法人慈圭会 八反丸リハビリテーション病院 理事長)は開会宣言で、「鹿児島に生まれ、後に東京慈恵会医科大学の創設者となった高木兼寛医師の言葉『病気を診ずして、病人を診よ』の言葉を意識して掲げた」と意図に触れられました。 「現場では障害を抱える患者様が日々努力をされています。良い時もあれば、悪い時もある。我々、医療者が支えとなるためにも、リハビリ医療の発展を目指していきたい。この大会はまさにそのためのものです。2日間と限られた時間だが、大いに積極的な議論が繰り広げられることを期待して、ここに開会を宣言します」 宣言の通り、延べ約40の一般演題と特別演題において、全国から磁気刺激治療やボツリヌス治療、衝撃波治療等に取り組む病院関係者が、リハビリテーション医療の発展に向けて白熱した議論を交わしました。 京都大原記念病院グループからは、3演題を発表しました。全国の様々な実践者と、今後の臨床に活かせる意見交換の機会になったことは間違いありません。 [caption id="attachment_1676" align="aligncenter" width="500"] 発表者3名[/caption] \発表演題/※演者のみ表記 利き手麻痺と非利き手麻痺におけるNEURO︎後の効果の特性について 紀太真裕菜(御所南リハビリテーションクリニック 作業療法士) 脳卒中後亜急性期に重症上肢機能障害を呈する反復性経頭蓋磁気刺激の効果の検討 森右京(京都大原記念病院 作業療法士) 回復期病棟入院中にボツリヌス毒素療法を実施した脳卒中後右片麻痺の1症例 山本志織(京都大原記念病院 理学療法士) 一般演題 嚥下・言語セッション<座長> 垣田清人(京都大原記念病院 院長) そして、次回大会は2023年10月19日(木)-20日(金)に京都で開催されることが既に決定しており、京都大原記念病院グループが事務局を務めます。大会長を務める児玉直俊 医師(京都近衞リハビリテーション病院 院長)が抱負を述べました。 「次回大会にはSeek Beyond -普遍、前進、その先へ―とスローガンを掲げました。いつまでも変わらない本質を忘れず、新しい変化も取り入れていくを意味する「不易流行」という松尾芭蕉の言葉も意識したもの。リハビリ医療の本質を忘れず、挑戦を続ける本学会は、まさにそのものだと考えています。 当グループは、本学会の安保雅博 理事長の指導を受けて磁気刺激治療を早い段階で取り入れ、外来クリニックで定期的に診察いただいています。前身の研究会時代には、学術大会事務局も経験しました。これまでの縁も大切に、事務局一同しっかりと準備を進めていきます。より良い医療を患者さんに提供できるよう、リハビリ医療の更なる発展を目指し、来年も熱い議論を交わしましょう」 プログラムの最後。安保雅博 理事長(東京慈恵会医科大学 リハビリテーション医学 主任教授)から大会事務局への感謝の意と共に、参加者に言葉が送られました。 「台風や新型コロナウイルス感染症など、様々なハードルがあるなかで、丁寧な対策を講じて開催してくださった事務局の皆様に感謝申し上げます。明日からやってみよう!と思える学びもたくさんありました。これまで演題の中心だった磁気刺激やボツリヌス治療、促通反復に加え体外衝撃波分野も出て来ました。いずれの演題も白熱した議論が重ねられたと思います。ぜひ、そうした成果を論文にしていただきたい。何より患者さんのために、リハビリ医療の発展に資するものです。これからも様々な研究活動や報告がなされることを期待しています。本当にありがとうございました」 その後、副大会長の厚地正道副大会長(医療法人慈風会厚地脳神経外科病院 理事長)による閉会宣言がなされ、盛会のうちに終了となりました。京都大原記念病院グループもより良い医療の提供に向けて、学びと実践を積み重ねてまいります。 ■ 日本スティミュレーションセラピー学会とは 2010年8月に発足したStimulation Therapy研究会の10年間の活動後、研究会を引き継ぐ形で2019年1月に発足いたしました。前身のStimulation Therapy研究会時代の磁気刺激治療に関する研究のみならず、その他様々な電気治療、マニュアル手技による治療、又それらの効能効果をもたらす方法などを広く各方面から求め、又日本のリハビリテーション分野における様々な治療・評価を網羅した活動を目的とし、多くに門戸を広げ、多方面からの研究、発表、情報交換により、リハビリテーション分野の様々な治療法と評価法の更なる発展を目的として設立しています。(学会ウェブサイトより) 日本スティミュレーションセラピー学会(旧Stimulation Therapy 研究会) 安保雅博 理事長 東京慈恵会医科大学 リハビリテーション医学講座 主任教授

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患者様へ|マイナンバーカードの健康保険証利用について

当院では、マイナンバーカード等を利用した「オンライン資格確認システム」の運用を開始しております。 ※マイナンバーカードを健康保険証として利用できます。 (公費負担受給者証・医療証については、マイナンバーカードでは確認できませんので、必ず原本をお持ちください)

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