お知らせ

「 高次脳機能障害を学ぶ、そして考える 」医療・介護・福祉 連携 おこしやす~ネットフォーラム総会で医師・相談員が登壇

8月22日(水)京都第二赤十字病院で開催された第8回 おこしやす~ねっとフォーラム総会 で、京都近衛リハビリテーション病院 大道卓摩 医師、御所南リハビリテーションクリニック 尾上晶子 相談員がそれぞれ基調講演、パネルディスカッションで登壇した。 医療・介護・福祉の地域連携を深める目的で開催されている同総会には、医療機関、介護施設などから約90名の参加者が集った。   会は「 高次脳機能障害を学ぶ、そして考える 」をテーマに開催された。 当日はまず大道卓摩 医師(神経内科)が登壇し「 高次脳機能障害とは何か? 」をテーマに基調報告した。大道医師は高次脳機能障害について、診断が難しい障害であり「 正確に状態を把握するためには患者さんに関わるあらゆる人と、どのようなエピソードがあったか?ありのままに共有し、理解することが大切であると考えている。 」と患者や家族を含めた情報連携が重要との考えを述べた。 [caption id="attachment_137" align="alignnone" width="243"] 講演する大道医師(画像をクリックすると採録をご覧いただけます)[/caption] 続く「 高次脳機能障害の支援に向けた取組と課題 」をテーマとしたパネルディスカッションでは、尾上晶子 相談員 が他医療機関、行政機関の担当者らとともに登壇し、日々の相談支援に於ける課題などを述べた。 尾上相談員は、患者本人の病識の薄さなどもあり「本人や家族の理解を促すには時間を要する。しかし、若い患者も多く、医師や、看護師、セラピスト、そして行政機関などとも相談しながら症状に合わせた就労支援機関への引き継ぎも視野に入れて相談支援に当たっている。 」と日々の状況を紹介した。 [caption id="attachment_139" align="alignnone" width="330"] 写真中央、パネラーを務めた尾上相談員(画像をクリックすると採録をご覧いただけます)[/caption]   今回のテーマである「 高次脳機能障害 」は、一見して症状が分かりづらく、また家族や会社など関係する周囲も巻き込んで包括的に支援していく必要があることが共有できたように思う。判断、対応、どの部分をとっても難しいが、その中でも急性期、回復期、生活期の医療機関、そして行政機関が互いに連携して対応していこうと締められた。

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台風20号の影響について(シャトルバスほか)

昨夜、台風20号が近畿地方を通過し、 大原、八瀬地域も暴風雨にみまわれましたが、 当院に直接的な被害は発生しておりません。   シャトルバスは、 「 通常運行 」いたしております。   国道367号線上では、木の破片などが一部散らばっている箇所などがございますので、 お見舞い等でご来院の際には、お足下お気をつけてお越しください。   シャトルバス運行案内はこちら 京都バス運行情報はこちら( 京都バス株式会社 サイト ) 京都大原の緊急情報、防災、交通、地域情報はこちら( 大原自治連合会運営サイト )

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京都・夏の伝統行事「京都五山送り火」

ご先祖の霊をお送りする意味を持つ京都の夏の伝統行事「 京都五山送り火 」が、今年も8月16日に行われました。 当院からは、大文字の炎が浮かぶ東山如意ヶ嶽が東側正面に見えるため開院当初から「 今年の夏が楽しみだね。 」と患者様、スタッフの間で話題となっていました。最近では作業療法の一環で、五山送り火に因むちぎり絵なども実施していました。 当日の夜は、午後8時の点火に合わせて、希望された患者様がスタッフとともにリハビリテーション訓練室に集合し、正面に見える「 大文字 」をご覧いただけました。 ほんの少しですが、京都の夏を感じて頂ける時間となったようです。

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藍の都脳神経外科病院(大阪市)からのお客様 リハビリテーション医療や病院運営について意見交流

藍の都脳神経外科病院から、佐々木 庸 院長ら3名がご来院されました。同院は脳卒中疾患の治療を主として大阪市鶴見区の地域医療を支える急性期病院です。 京都大原記念病院(以下、記念病院)と同じく脳卒中後遺症に対する治療法「 NEURO 」※1に於ける東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座の関連施工施設です。関連病院というだけでなく、各治療や「 ボツリヌス療法 」※2について連携している実績もあり、今回のご来院に至りました。   当日は、記念病院を始め、御所南リハビリテーションクリニック、京都近衛リハビリテーション病院とグループのリハビリテーション医療を担う各拠点を中心にご案内しました。医療(病院)、介護(介護老人保健施設)、福祉(特別養護老人ホーム)を廊下続きで展開しているモデルについては「 ある意味で地域包括ケアの先駆けですね。 」と関心もお持ちいただいた様子でした。 一連をご見学いただくなかで、リハビリテーション医療についてはもちろんのこと、職員の採用や教育のこと、主に中国に目を向けた外国人患者の受け入れに関することなど、共通に考える部分についても意見交換しながらご見学いただきました。 ※1 : NEUROとは? NEURO(NovEl Intervention Using Repetitive TMS and Intensive Occupational Therapy)とは、東京慈恵会医科大学付属病院リハビリテーション科の安保雅博教授グループが世界に先駆けて考案した、脳卒中後上肢麻痺(手指の麻痺)に対する革新的治療アプローチを指します。 以前には、TMSを適用することで確かに脳卒中後の上肢麻痺は改善するものの、その程度は軽微で効果の持続も短いとされていました。これに対して、NEUROは、ただTMSを適用するのみでなく、それに並行して集中的なリハビリを行うことで、上肢運動機能の回復をより確固たるもの(回復が顕著で効果が持続する)にしようとの考えから開発されたアプローチ法です。 詳しくはこちら ※2:ボツリヌス療法とは? ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を障害となっている筋肉内に注射する治療法です。 ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があります。そのためボツリヌストキシンを注射すると、筋肉の緊張をやわらげることができるのです。ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。 ボツリヌス療法を実施し、筋肉を緊張させている神経の働きを抑えることで、筋肉の緊張をやわらげ、動かしやすくなった状態で集中的にリハビリを実施します。 詳しくはこちら

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ドクター登場!大道 卓摩 医師(神経内科)頭に水がたまって 歩けない ~特発性正常圧水頭症について~

「ドクター登場」とは、京都大原記念病院グループの医師 が趣味や最近の取り組みなど身の回りの話題に、医師ならではの目線も織り交ぜてご紹介するエッセイのコーナーです。 今回は、8月から着任された京都近衛リハビリテーション病院の常勤医 大道 卓摩 医師(神経内科)のコラムです。 みなさまこんにちは、京都近衛リハビリテーション病院の大道です。 私が7月まで勤務していた京都大原記念病院には、腰椎症、骨折、脳卒中やパーキンソン病というご病気によって歩きにくくなったご高齢の患者さんがリハビリのため、数多く入院されてきます。しかし、その中には、実は、別の頭の病気を同時に患っていて歩きにくくなっておられる場合もあります。その病気の1つが特発性正常圧水頭症です。特に原因がなく(特発性)頭の中の圧力を上げない(正常圧)ので頭痛もなく、徐々に水が溜まってくる(水頭症)病気です。 この病気が疑われる患者様は現在国内に30万人以上いると言われていて、そのほとんどが65歳以上です。そして、この病気の症状は特徴的です。歩き方は、ガニ股で歩幅が小刻みになってすり足になり、方向を変える時や歩き始めに足が出せなくなりこけやすくなります。そして、歩きにくい以外に、意欲や集中力がなくなるといった認知症の症状や、トイレが非常に近くなり間に合わなくて失禁してしまう排尿の問題が出てきます。 これらの症状があって、画像検査(CT、MRIなど)で、特徴的な頭の中の不自然な水の溜まり方があれば、病気の疑いが強くなります。病気を強く疑えば、頭の水を腰から抜いて一時的に歩きやすくなるかを確認する検査を行います。そして、最終診断と治療は、頭の水を抜く手術をすることです。手術は、髄液シャント術という溜まった水を流す管を体に埋め込む手術です。 最近は、医療者の中でこの病気の認知度も上がってきて、全国での特発性正常圧水頭症に対する手術件数は増えています。しかし、疑えば即手術とはなりません。その理由は、①患者さんが高齢であるため、他の病気を持っておられることが多く、手術をしても他の病気のために症状が良くならないことがある②水が溜まっていることが直接命にかかわるわけではない③水が溜まっていても症状がない場合もある―からです。 私は、入院中の患者さんにこの病気が強く疑われれば、ご本人とご家族に説明し、手術により症状がよくなる恩恵がリスクより大きい場合に、ご本人が希望されれば手術の依頼をするようにしています。

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【広報誌】和音8月号を発行しました!

京都大原記念病院グループが毎月発行する「広報誌 和音8月号」を発行しました! ★詳しくはこちら

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業務効率化を通じた医療品質の向上を目指して「 クラウドPBXを活用したスマートフォンへの業務集約 」

京都近衛リハビリテーション病院(以下、当院)では、医療現場における業務の効率化は、スタッフの働き方改革の面だけでなく、医療品質の向上にもつながる重要な要素として取り組んでいます。 この一環として、現在、NTT西日本(以下、同社)と連携してクラウド型PBXサービスを導入し、スマートフォンへの各種業務の集約を行っています。 同社としても、この事例をもとに、スマートフォンの活用等のコミュニケーション環境の変革ニーズの高まりに応えるソリューションとして注力される方針であり、プロモーション動画を制作されました。当院は先行導入事例として、動画制作に参加し院長補佐 児玉直俊 医師をはじめ、看護師などスタッフ出演させていただきました。 動画はこちらからもご覧いただけますので、ご興味ございましたらぜひご覧ください。   ICTソリューションで医療現場の業務を効率化 ~クラウドPBXを活用したスマートフォンへの業務集約~ https://www.ntt-west.co.jp/ict/casestudy/ict-iryou.html

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【ご案内】 祇園祭期間中のシャトルバス運行について

標記の件、祇園祭期間中においても、当グループシャトルバスは「通常運行」をいたしますが、京都市内は交通渋滞が予測され大幅な遅延の可能性がございます。 ご利用される場合は、ご理解・ご了承くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。   前祭宵山(宵々山) 7月14日(土)~7月16日(月・祝) 前祭山鉾巡行 7月17日(火) 後祭宵山 7月21日(土)~7月23日(月) 後祭山鉾巡行 7月24日(火)   本件に関するお問い合わせ 京都大原記念病院グループ 総務部 シャトルバス担当 TEL 075-744-3121(京都大原記念病院代表)まで

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【広報誌】和音7月号を発行しました!

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【広報誌】和音6月号を発行しました!

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